浴槽修理・ひび割れを起こした時の応急処置方法

浴槽にひび割れが入りお湯が漏れ出してしまう場合、浴槽用仮補修テープと呼ばれる物で、ひび割れを起こした部分を覆う事により、簡易的ではありますが一時的に浴槽が使用可能となります。
使用方法はひび割れて段差がある場合、その段差部分を手で押すなどして段差を極力無くした上で、ひび割れた部分に瞬間接着剤を流し込み、割れた部分同士を接着した上で、購入した浴槽用仮補修テープをひび割れの上に貼り付けます、この際テープの両端は3cm以上長くするようにして下さい。

※ご注意
仮補修テープでひび割れを仮補修をした場合、最大でも一ヶ月間を使用期限として一ヶ月を超えるご使用は避けてください。
浴槽仮補修テープでひび割れ仮補修が可能な範囲は、FRP系浴槽で壁面でひび割れの長さ40cm以内、底面では25cm以内アクリル系浴槽では、壁面の範囲がひび割れの長さが20cm以内、底面では15cmが限度ですが、ご使用は避けた方が無難です、又アクリル系浴槽の場合、使用期間は2週間が限度とお考え下さい、アクリル系の浴槽の場合は、ひび割れの拡大や破損につながる事が多く注意が必要となります。荷重の面から考えると使用期間は1週間が安全かと思われますが、使用状況によってはこの長さより短い場合がありますので、出来るだけ早く本格的な浴槽ひび割れ修理を行う事をお薦めします。この方法はあくまで一時的使用と考えて、お客様の判断でご使用ください、
エポキシ系パテ、シリコン系充填剤、いずれの商品も健康被害が出る可能性が有りますので、仮補修修理をする際には使用を避けて下さい。
応急処置に関しましては、弊社では一切の責任を負いかねますので、各自のご判断において応急処置を行なって下さい。
エポキシパテにはアレルゲン物質が含まれています
シリコン系充填剤には、防かび作用の物質が含まれています

浴槽修理

浴槽修理目的には、二種類有り浴槽のひび割れ破損部分を修理して、その周辺を既存浴槽の近似色塗装で仕上げる修理範囲が限定的な機能回復工法と、浴槽のひび割れ破損を修理して、浴槽全体をカラーコート塗装をする事により、浴槽の全体の美観回復をする工法の二種類が有ります。
機能回復工法の場合、塗装範囲も限定される為、美観回復に比べて安価に済む事が特徴と言えます。

※注意 賃貸物件の修理の場合
賃貸物件の場合は、必ず修理をする前に不動産管理会社に連絡を入れ、貸主の承諾を得るようにして下さい、もし承諾無く勝手に修理をした場合刑法216条の器物損壊罪にあたり、修理目的であっても貸主より訴訟を起こされる場合が有ります、弊社では貸主の許可を得ているものとして修理を行いますので、未許可で訴訟を起こされたとしても弊社では責任を取りかねますので、修理工事依頼の前には必ず修理許可を得るようにして下さい。

 

浴槽修理の主な症状と原因

  • 経年劣化が原因の破断ひび割れ
  • 転倒等による、一時的荷重による複合破断型ひび割れ・破損
  • 経年劣化に伴う、浴槽トップコートのブリッツ(膨らみ)又はヘアークラック(微細なひび割れ)
  • ホーロー浴槽のさび
  • ホーロー浴槽のさびによる穴

樹脂浴槽のひび割れ修理・欠損修理

破断ひび割れ拡大

 

 

経年劣化が原因の破断型ひび割れ

ひび割れ拡大

 

 

転倒等一時的に負荷が掛かった事による複合破断型ひび割れ

浴槽壁面欠損修理

 

 

転倒等一時的に負荷が掛かった事による欠損を伴う割れ

樹脂浴槽ひび割れには大きく分けて以上の三種類がありますが、中にはそれぞれのひび割れが複合している場合も有りますので、お見積をする際に複合している場合は各個別に積算を致します。

樹脂浴槽修理料金等の詳細ページ

浴槽トップコートひび割れ・劣化に伴うブリッツ

ヘアークラック

 

 

 

 

ボールペンで書いた様な黒い線がヘアークラックです

表面ブリッツ

 

 

 

 

表面にポツポツとした膨らみがブリッツと呼ばれる劣化です

これらの症状は経年劣化した事による、浴槽の傷みですが年数を経て、必ずしも現れるものでは有りません。
ヘヤークラックが起きる原因としては、追い炊き機能付きボイラーの循環形式により発生する可能性が高いものです、樹脂浴槽の一般的な耐久温度65℃〜85℃とされています、一つ穴式強制循環形式の追い炊きの場合、浴槽の上層部と下層部での温度差は無く湯温が平均化された温度となりますが、二ツ穴式自然対流式の追い炊きボイラーの場合、上層部と下層部では温度差があり、冬季の場合浴槽上層部では、耐久温度の下限近くまで湯温が上がっている事があり、その為経年経過でヘアークラックが発生する可能性が高くなります。
ブリッツと呼ばれる凹凸は、浴槽トップコートの質により発生する事があり、トップコートに僅かなピンホールが有る場合、そのピンフォールから毛細管現象で内部に水が浸透して、乾燥と水が溜まった状態を繰り返すことにより、徐々にトップコートが膨らみ始める事により発生するものです、この症状は浴槽トップコートに限った事では無く、浴槽全体塗装コートをした場合でも発生する事があります。

ホーロー浴槽修理

ホーロー浴槽のさびの原因

ホーロー浴槽修理ご依頼の多くは浴槽の錆による依頼が多く、浴槽が錆びる原因は二種類あります、釉薬層のマイクロクラック(微細なひび割れ)等で浴槽内側から発生する錆と、防水処理の不具合等から発生する浴槽外側のさびの二種類があります、ホーロー浴槽修理ご依頼の多くは、釉薬層のマイクロクラックが起因するさびが、全体の9割以上を占めています、浴槽内側からのさび発生の説明をしますと、釉薬層のマイクロクラックに起因するものと経年劣化による釉薬層の防水力低下に起因するものに別れます、マイクロクラックの原因は日常使用している際に、誤って硬いものを落とした時の衝撃で、釉薬層に入る目には見えない程、微細なひび割れを水が毛細管現象を利用して内部まで入り込んだ水よって起きるさびが発生と、経年劣化で失われた釉薬層表層の劣化により内部まで水が浸透した事によるさびが有りますが、ホーロー浴槽修理でお伺いをした、ご家庭の9割以上が釉薬層に入ったマイクロクラックによるさびで、ごく稀に浴槽外側からのさびの進行でさびが進みさびによる貫通した穴があります、この原因はホーロー浴槽と既存タイル部分のシーリング劣化による水の侵入が原因です、この場合の修理は難しく、後々同じようにさびが出る事も有りますので、お客様にご説明をした上で修理の可否をお決め頂く事となります。

ホーロー浴槽修理 さび穴この画像は表面からのさびを、長期間エポキシパテによる簡易修理でご使用されていた浴槽となります、最終的には浴槽にお湯を溜める事が一切出来なくなり、修理依頼を頂いた浴槽となります、さびの部分は完全に穴が開いており穴の大きさも一番大きなもので25cm程度あり、その他に10cm程度の穴が2箇所5cm程度の穴が数箇所あり、浴槽として全く機能をしていない状態ですが、さびの状態を確認した所、浴槽裏側のさびは、さほど広範囲に広がっていない為修理可能と判断を致しました、さびによる穴の部分より浴槽裏側のサビを特殊洗浄を行いサビを取り除いた後、常温亜鉛メッキスプレーで防錆処理を行い浴槽裏側のさびの進行を押さえた上で表面から進んださび部分の修理となります、修理方法は基本的に樹脂浴槽のひび割れ修理方法を応用したものですが、この浴槽の基材は鋳物の為ドリルで穴を開けることも出来ないため、冷温溶接と呼ばれる工法で穴の開いた部分の裏側に金属板を融着させ補強を入れた上で、樹脂による平滑面処理を行い、最後に浴槽全体をFRPライニング工法で覆い強度を高めた上で、浴槽専用塗料で塗装を行い、塗料の乾燥を待って塗装肌の調整をした上に常温ガラスコートを塗布して、ホーロー浴槽と同じ質感を出しています。ホーロー浴槽修理 ガラスコート仕上

違う浴槽ですが常温ガラスコートの艶はこの様に高いもので、ホーロー浴槽と比べて遜色のない仕上がりとなります。

 

 

ホーロー浴槽修理料金等の詳細ページ

ホーロー浴槽の特性

ホーロー製の浴槽の最大の特性は他の樹脂製浴槽に比べて、平滑度の違いがありホーロー浴槽の表面を1とすると、人工大理石浴槽(アクリル系樹脂)0.7程度で FRP浴槽になると0.5とホーロー浴槽の半分まで値が落ちます、表面の平滑度が他の浴槽に比べて高いのが特徴で、平滑度高いと何が違うのかと言えば、浴槽に触った時の肌触りが良い他に、浴槽に汚れが付きにくいという利点もあります、日頃のメンテナンスを考えた場合ホーロー浴槽の掃除時間は他の浴槽に比べて極端に短くて済むという事になります。日常の掃除も洗剤をかけて洗い流すだけで皮脂汚れが簡単に落ちる事となり、スポンジ等で浴槽表面を洗うのは月に1回程度で済みます。  次にあげられる特性としては、浴槽の形を形成している基材が鋳鉄、又は鋼鈑の金属製の為、メンテナンスをしていれば経年経過で劣化をする事が無い事と言えます、ホーロー浴槽の表面はガラス系釉薬で出来ている為、通常使用では20年以上経過しても経年劣化を起こしにくい材質言えます、ただし長時間のため湯など浴槽に負担をかける使用方法の場合は、30年以上経過をしますと水の侵食性でガラス釉薬層の表面にざらつきが出る場合もありますが、ざらつきの多くは水道水に含まれるミネラル質が、大気中のイオンと化学変化を起こして、金属イオン結晶(水道の蛇口などに付く白い汚れ)がホーロー表面に付く事によるざらつきが殆どのと言えます、ホーロー浴槽釉薬層の劣化によるものか、金属イオン結晶によるざらつきかの判断は難しく、ざらつきが全て釉薬層の劣化として塗装を勧める事が出来ませんので、弊社の場合はホーロー浴槽の特殊洗浄を行った上で判断をする様にしております、特殊洗浄をすると6割程度はホーロー浴槽表面のざらつきが修正されます、この場合は金属イオンの再付着を予防する為に、常温ガラスコート塗布します、ホーロー浴槽全体カラーコートに比べて常温ガラスコートのみの場合カラーコート金額の約半額での施工が可能ですので、気になる方がいらっしゃいましたらお問合せ下さい。

浴槽美観回復工事

機能回復工事と比較して、塗装範囲を浴槽全体にカラーコートする事により、傷や破損箇所修理以外の微細な傷を復元し、浴槽全体の艶を復元することにより浴槽を再生し、浴槽の美観回復を目的とした工事となります。

浴槽全体カラーコート施工

ホーロー浴槽ガラスコート仕上浴槽修理を行う際に、修理箇所が浴槽の半分を占める場合やアクリル樹脂製浴槽修理の場合浴槽全体カラーコートをお勧めする場合が有ります、特にアクリル樹脂浴槽の場合樹脂層の中に色素が含まれており、浴槽の樹脂の厚みで独特の透明感を持った浴槽になっています、FRP浴槽の場合は浴槽樹脂表面に近似色塗装を行っても違和感は出にくいのですが、透明感を持った浴槽の場合塗料でそれを再現する事が出来ない為違和感が出やすく、例え近似色であっても塗料の陰が、塗装した周辺に現れて塗装をした周りが茶色い陰が出る事もあります、陰が出るか否かの判断は既存浴槽の塗装を行わない部分に指を置いてみるとわかりやすく、おいた指の周りに陰が出る場合、修理を行う前にお客様と相談をさせて頂いて違和感が出やすいので旨を伝えた上で、部分修理を行うか浴槽塗装で全体をカラーコートを行うかをお客様の判断で施工をさせて頂いております、又浴槽の変色があり上下で色の差がある場合修理箇所の色を中間色で塗装を行ないますが、変色が強く色が合わない場合がありますこの場合は修理面を全て塗装をすることにより違和感を低減することが出浴槽美観回復工事来ますが、修理面以外との色の差が有る場合等もお客様判断にて全体カラーコートを行うか否かを決めて頂く場合があります。
修理当初から全体カラーコートをご希望さる場合は、修理基本料料金が変わりますので、浴槽修理と同時に浴槽カラーコート施工を、ご希望の方は修理お見積依頼の際にはお申し付け下さい。

ユニットバス壁面修理

ユニットバスルームの壁面腐食

ユニットバスの多くは3層構造から出来ています、一番内側あの普段目にする壁面は樹脂シートで覆われた壁面で、パネル接合部にはシリコン樹脂等で覆われた場所があります、壁の一番下は浴室の防水パンと接合されており、その接合部分にもシリコン樹脂で覆われた接合部があります、普段この接合部分のシリコンに黒カビが生えて、塩素系カビ取り剤をかけた後で、歯ブラシなどを利用して黒カビを落としているかと思います、樹脂シートとシリコンで補強されたパネルの内側には、鉄板を利用した構造体が有りこの部分でユニットバスの天井を支えている重要部分でも有ります、その他にもパネルを支える鉄製の支柱があり、多少押してもたわむ事が無いようにパネルと支柱で支えられています、浴室内側から見て一番外側に当たる部分には、遮音と断熱を目的とした石膏ボードが貼り付けられているのが一般的です、ユニットバスルームで水に強い部分は、一番内側の樹脂シート部分と防水機能を持たせたシリコン樹脂部分のみで、残りの部分は、水分に弱い鉄と石膏ボードで出来ています関係で、シリコン部分の隙間より内部に水分が入り込みますと、その部分より構造体で有るパネルや支柱を錆びさせる事となります、それ以外でも水道の蛇口部分や、シャワーヘッドをかける部分の接合部など、水分の侵入を許す部位が多く、絶えず腐食の危険に晒されていると言ってもけして大げさな話ではありません。壁面サビ修理

壁面のサビ修理依頼の多くは、壁面下部の防水パンと壁面の接合部分からの腐食修理依頼が一番多いのが特徴とも言えます、この部分はシリコンを利用してシーリングされた部分ですが、絶えず壁面を伝わって水が流れてくる部分でもあり、経年経過でシリコンシーリングにわずかな隙間が出来ると、その部分より毛細管現象で内部に水が浸入していく事となり、その結果壁面パネルを錆びさせる事となります。
3年~5年に一度この部位のシリコンシーリングを打ち直すことによりサビによる弊害も防ぐことが可能です、この作業はけして難しくはありませんので一度DIYで挑戦される事をお勧めします。
壁面シリコン処理
この画像の様に、シリコンコーキングをする場所を上下又は左右に紙テープを貼りつけて、余分な場所にシリコンが付かない様にして、シリコンを打ちますこの際にシリコンを多く出さないよう注意をして、打ちたい場所の全体を一度にシリコンを付けた後で、シリコン専用のへらを使用して撫でると綺麗に仕上がります、紙テープはシリコン全体をならし終わりましたら、時間をおかず直ぐに割りばし等を利用して巻き取る様にはがして行くと綺麗にはがせます。

ユニットバス壁面修理料金等の詳細ページ

浴槽修理の利点と欠点

浴槽修理工事の利点

浴槽修理時間が短く最短で4時間で終了し、修理当日より浴槽を使用する事が出来る上に、ユニットバスリフォームに比べて修理費用は半額以下で済む等負担が少なく済みます。

浴槽修理工事の欠点

修理箇所が経年経過で塗装剥離やその他不具合が出る可能性もあり、又修理箇所以外の部分が不具合を起こす可能性も有る為、修理をすれば何年も持つとは言えないのが現状です。

浴槽でひび割れを起こしやすい場所は限定されていますので、経年経過で浴槽全ての場所が劣化を起こして、ひび割れを起こしやすく成っている訳ではありません、背中の当たる壁面又は循環機口の足の当たる部分が樹脂疲労で割れやすい状態になっている訳ですので、ひび割れ修理を行った面は補強された事となりますので、必ずしも他の面が割れるとは限りません、浴槽を新しく交換した浴槽との比較の場合です。

浴槽修理する上でのご理解とお願い。

浴槽修理施工後の保証について

浴槽修理を行う場合細心の注意を払い修理を行いますが、極稀に修理に使用した樹脂の収縮により、修理箇所にひび割れの様な線が出る事がありますが、この様な不具合が出た場合ご家庭用浴槽は3年、ホテルなど営業にご使用される浴槽は1年の保証期間を設けておりますので、万が一不具合が出た場合は無償にて再修理を行います。但し修理地が遠方の場合出張費のご負担をお願いする場合がございます、何卒ご理解の程お願い致します。
尚、修理箇所の延長線上にひび割れが出た場合保証対象外となりますので、ご理解の程宜しくお願い致します。

浴槽修理施工中の臭気と施工後のご注意

浴槽塗装に使用する溶剤は全て環境ホルモンに配慮された塗料を使用致します、又塗装の完全結合にはおよそ1週間かかります、ここで完全結合の説明を致しますと、塗料には二種類の乾燥硬化過程があり、塗装完了後塗料の性質に違いが有りますが、早い物で3時間後には使用可能になる塗料から24時間経過した時点で使用可能になる塗料が有ります、完全乾燥結合とは塗料内での化学結合が完了するまでの時間を指しますので、通常のため湯をして使用差可能になるには約1週間必要となります、早い時期にため湯をしてのご使用の場合ブリスターと呼ばれる水疱状の突起が出る場合が有りますので、ため湯をされる場合工事完了日から起算して1週間以上経過した後にため湯をするようお願い致します。
又、浴槽修理の際に使用するポリエステル樹脂の中には、乾燥硬化する際に環境ホルモン(キシレン・スチレン)を極微量ですが出る樹脂を使用致しますが、全ての修理作業後溶剤臭は約2時間で抜け、溶剤臭が抜けた後では環境ホルモンを含んだ成分は放出する事は有りません。
長期間のため湯(24時間風呂・ジャグジー等)を想定される場合、使用する塗料を長期間対応型の特殊塗料に変更が必要な為、事前にお申し出下さますようお願いをしております。